プレシオサの歴史 ― ボヘミアから生まれた輝きの物語

皆さんは「プレシオサ(Preciosa)」というクリスタルブランドをご存知ですか?
ハンドメイドやアクセサリー作りをされる方の間では、スワロフスキーと並んで人気の高いブランドです。

でも、プレシオサはただのストーンメーカーではありません。
実はそのルーツには、ヨーロッパの長い歴史と文化が息づいているのです。


ボヘミアングラスのはじまり

プレシオサのふるさとは、チェコのボヘミア地方
ここは13世紀頃からガラス工芸が盛んな地域で、「ボヘミアングラス」と呼ばれる美しいガラスが世界中で愛されてきました。

宝石のように透き通った輝きは、王侯貴族の宮殿や食器を彩り、ヨーロッパの上流階級にとって憧れの存在だったそうです。


プレシオサ誕生の物語

そして1948年。
チェコ国内の老舗ガラス工房をまとめる形で生まれたのが「プレシオサ」です。

名前の由来はラテン語で「貴重なもの、大切なもの」。
その名の通り、ボヘミアの伝統を受け継ぎながら、現代にふさわしい輝きを発信してきました。


世界に広がるボヘミアン・クリスタル

プレシオサのストーンは、精巧なカット高い透明度が魅力。
シャンデリアのパーツとして世界中の宮殿やホテルで使われたり、ファッションやジュエリーの分野でも注目を集めています。

ボヘミアの輝き」と呼ばれる所以ですね。


スワロフスキーとの違い

よく比べられるのが、オーストリアのスワロフスキー。
スワロフスキーがブランド力とモダンなイメージで人気なのに対し、プレシオサは「ボヘミアの伝統を継承する正統派」という印象を持つ方も多いです。

価格的にも取り入れやすく、ハンドメイド作家さんの間でどんどん広がっているのも納得です。


いま注目される理由

近年、スワロフスキーがDIY・ハンドメイド向けの供給を縮小したこともあり、プレシオサはますます注目を浴びています。

高品質でコスパも良い」「歴史あるブランドだから安心
そんな理由で、プロの作家さんから趣味でデコレーションを楽しむ方まで、幅広く支持されているのです。


セリジエプラスでも使用しています

私たちセリジエプラスでも、このプレシオサのクリスタルを作品に取り入れています。
さらにもうひとつ、国産の高品質ラインとして知られる「貴和クリスタル」も使用しています。

それぞれに異なる魅力があり、デザインや用途に合わせて選ぶことで、作品の完成度がぐっと高まります。
どちらも安心してお使いいただけるクオリティの高いストーンです。